こんにちは。今年の冬は長く寒くなりそうな気配のするマドリードです。ここのところ連日夜は零度以下に気温が下がっていますし、突風も昼間はビュービューと・・・そんな中、フェイスブックでもクリスマスに関するニュースをシェアしましたが、今回はそこでも告知した通り、スペインの扉は12月にはずせない、寒いなんて言ってられない!取って置きのクリスマスイベントをご紹介したいと思います。

 

 

マドリードで過ごすならトレホンのマジックゲートへ!

 

 

トレホンは?ってなに? 街の名前なの? っておっしゃるのも無理はありませんよね。12月に入り世間はクリスマス一色になり始めたこの時期。今年のクリスマスのイベントとイルミネーションバトルの激戦地が世界遺産都市のアルカラかトレホンかということで、ここ数日スペインの地元のニュース記事を賑わせているのです。その発端は欧州イベロアメリカ財団という民間団体が主催する「ヨーロッパクリスマス都市(Capital europea de la Navidad)選考会」が先日マドリードで開催され、国際舞台では知名度のまったくない一ベッドタウンのトレホンが見事、2018年の欧州クリスマスキャピタルに選べられたからです。どれほどこのタイトルが意味を持つのか、一般市民にはあまりよく分かりませんが、経済効果としては少なくともそのタイトルを獲得した都市周辺では大きそうですね。因みに今年はトレホンに並んでスペイン国内ではメディナ・デ・リオセコ(カスティーリャ・イ・レオン州バジャドリード県)、ベルギーのリエージュ、オランダのファルケンブルグにもこのタイトルが与えられました。(詳しく調べきってはいませんが、2018年の選出には主催者側のミスがあり、4都市も選出されることになったようです。)

キャピタル-つまりクリスマスの首都ということなので、それぞれの街が用意するクリスマスイベントが、いかにクリスマスの意味、価値を代弁しているのかということが大きなポイントになっているようです。このタイトルを毎年異なる都市に与える欧州イベロアメリカ財団のインターナショナル審査委員いわく、

“la Navidad es en Europa un tiempo de especial significación donde se ponen de manifiesto los profundos valores de integración, tolerancia, convivencia y paz que están en el corazón y origen del proyecto europeo. Promover una distinción para las ciudades europeas de la Navidad es promover la paz, la convivencia y la concordia, potentes elementos de integración y conocimiento de los valores de Europa entre sus ciudadanos”. (出典:Periodigo Digital de Henares

“ヨーロッパではクリスマスとは、(一つのヨーロッパを目指す)ヨーロッパ計画の起源・中心部分にいつもあるべき統合、寛容、共存と平和のもつ深い意義を真に表明するとても大切な時期。ヨーロッパクリスマス都市として街が選らばれることの価値を促進することは、平和、共存と認め合う社会を、そしてヨーロッパ市民の間でもヨーロッパが何を意味するのかを再認識し相互に認め合うための強力な要素を促進することにもなる。”

 

さて、このトレホンという街。正式にはTorrejon de Ardoz(トレホン・デ・アルドス)という名前で、スペインの首都マドリードからおよそ19kmほど離れたところにあるベッドタウンの一つです。観光要素は本当に何一つありません。が、実はスペインの扉は数年前から毎年クリスマスイベントに足を運んできていたので、クリスマスイベントだけは毎年派手になってきているなぁという実感がありました。理由はシンプル、首都マドリードのクリスマスイベントより楽しみやすいから。街の表面積32k㎡、人口16万人ほどと決して大きな街ではないのに、クリスマスイベントには相当な税金が投入されているなぁと毎年感心しておりました。その小さな街の小さな市役所広場一面がクリスマス一色に染まり、日が落ちてイルミネーションの点灯が始まると、映画の中のワンシーンのようにきらきらと魔法が掛かったような空間に変わるのです。その魔法の瞬間を少しでも感じたくて、毎年足を運ぶようになったというわけです。その努力と投資がこういった結果で評価されたのですから、市民はきっと喜んでいることでしょう。

マドリードに滞在中、市内観光をした後、夕方18時頃に近郊列車で出かけて2時間ほど楽しんで帰ってくる、という気軽に楽しめる距離なので、是非12月にマドリードに来られる方には出かけていただきたいと思います。

 

トレホンのクリスマスイベント マジックゲート

昨年は「魔法のピラミッド」という大規模なイルミネーションがお目見えして、約50万人の訪問者を記録したと発表されています。今年はピラミッドに続いて「マジックゲート(Puerta Magica)」が登場し、早速トレホン住民ならず周辺都市の住民のクリスマス中の週末、休暇の予定に組み入れられていること間違いありません。

 

2018年ヨーロッパ、スペインのクリスマスイベント。

トレホンのクリスマスイルミネーション、マジックゲート。出典:Dream Alcara. com(デジタルニュースより)

広場にはクリスマスマーケット、屋台、子供用遊具などが立ち並び、カトリック教徒でもなく、クリスマスにはもともとはあまりなじみのない筆者でも、「あぁ、クリスマスって素敵だな~。」という気持ちで心がぽっかぽかになるものです。

 

開催期間: 2017年 11月24日~ 2018年1月7日

イルミネーション点灯:19時15分から。

トレホンまでの行き方

アトーチャ駅からRenfe/Cercaniasで行く方法と、地下鉄の駅-Avenidad de America(4,6,7,9番線)に隣接するバスターミナルから発着するバスで行く方法の2種類ありますが、Renfeのほうが利用しやすいので、今回はRenfeで行く方法だけご紹介しておきます。

RENFEでいく場合: 片道1,85ユーロ(12月1日現在)

アトーチャ駅から近郊線(Cercanias)Alcara de Henares(C7線)またはGuadalajara行き(C2線)に乗ること26分。

下車駅:Torrejon de Ardoz 

この駅には出口が一つしかありません。Salida(出口)から外にでると駅前広場になっています。その広場を前方右方向に進んで横切り、車道を渡ると歩行者天国となっている道が伸びています。この道がメイン会場-市役所前の広場/Plaza Mayor(マヨール広場)に伸びている道です。駅からメイン会場までは徒歩7,8分ほど。人の流れについていくと自ずとクリスマスイベント会場に辿り着くので迷うことは多分ないでしょう。

メイン会場のPlaza Mayorにてマジックゲートを始め、スペインに一つしかない二階建ての(移動)メリーゴーランド(これがまたとても美しいのです!!)、クリスマス人形(Belenといってキリスト誕生までの日々を人形で表現したもの)が見られます。それ以外には大型観覧車、氷のスライダー、12メートルにも及ぶクリスマスツリーやアイススケートリンクなど、寒さなんて忘れて野外で夢中になって楽しめるプログラムがたくさん用意されていますよ。市民の間では、扉やバルコニー、窓をクリスマスのデコレーションで飾りつけるコンクールも開催されているので(しかも1等はなんと賞金600ユーロ。結構いい金額~)他のどんな都都市よりもクリスマスムードが盛り上がっているはずです。

 

確かにもう今年はとても寒いです。でも一日くらいきちんと防寒して、ホテルでぬくぬく、レストランでぬくぬくではない時間を夜も楽しんではいかがですか。

※注意

かなりの混雑が予想されます。駅周辺とイベントまでの道、会場周辺にはカフェやレストランがとても少ないので、現地で夕食もしようという予定はあまりお勧めできません。現地に18時半ごろ付いて、会場の雰囲気、イルミネーションを楽しんで最高2時間ほどの滞在予定とし、楽しんだらマドリードに引き上げるようにするのが賢明です。

 

また昨年のマジックピラミッドの様子が分かるビデオをYOUTUBEで発見したので、おまけでこちらにシェアしておきますね。

 

 

神戸市民の筆者はこの時期になるとルミナリエを思い出すのですが、ピカピカするのもこれはこれでスペインらしいかな~。

 

アルカラ・デ・エナーレスで過ごすクリスマスはいかが?

アルカラはトレホンのお隣にある世界遺産都市。トレホンがヨーロッパクリスマスの首都に選ばれるのは事前に承知済みっといった感じがするのですが、アルカラは世界遺産都市の名誉を掛けてトレホンに真っ向から対抗。今年は2016年の規模から3倍くらいの大イベントになっていてびっくりしています。恒例の旧市街中心-セルバンテス広場周辺でのクリスマスマーケット、クリスマスツリーのイルミネーションに加えて、今年は旧市街から少し離れたフェリア会場にサーカス、大観覧車、スケートリンク、氷の滑り台などを移し、さらなる訪問者を街に誘致する仕組みを仕掛けてきました。去年のクリスマスシーズンにアルカラのクリスマスイルミネーションを見て、その美しさに感激した筆者家族は、今年もアルカラにも(トレホンにも行く予定なので~!)行こうかなと思っていますが、さて今年はどうなっているのでしょう。

アルカラ・デ・エナレス セルバンテス広場のクリスマスイルミネーション

 

大きなイベントがフェリア会場に移ってしまったので、今年はセルバンテス広場は案外しっとりしていて別の美しさが期待できそうな予感がします。

この街は世界遺産都市なので、午前中に観光をするつもりで出かけて、終日アルカラで過ごす、またはアルカラのパラドールにうまく予約が取れれば一泊するのもお勧めです。そうすると夜に盛り上がるクリスマスイベントも存分に楽しめますし、お子様連れの家族なら宿泊パターンがなおよいかもしれませんね。

旧市街の観光は観光局主催のガイディング(英語)ツアーに参加することをお勧めいたします。小さい街なのでガイディングなしだとあっという間に一周できてしまいますが、ガイディングがあると見えない歴史、ガイドブックでは教えてくれない街に纏わるエピソードなどをたくさん知ることができて、もっとこの街の魅力に深く触れることができますよ。何度もアルカラを訪れたことのある筆者でも、初めてガイディングツアーに参加した時は本当に面白い歴史があったのだなぁっと驚いたものです。

旧市街にあるツーリストインフォメーションにて当日参加申し込みをすることが可能なので、興味のある方は公式ウェブサイトを以下ご紹介しておきます。

 

アルカラ・デ・エナレス市公式観光ウェブサイトリンク

 

開催期間: 2017年 11月24日~ 2018年1月7日

アルカラまでの行き方

アルカラまでの行き方とセルバンテス広場までの詳しい行き方はスペインの扉の過去の記事「世界遺産の街-アルカラ・デ・エナーレスを訪れる一番よい時期」の中で紹介しておりますので、そちらをご参照ください。

「世界遺産の街-アルカラ・デ・エナーレスを訪れる一番よい時期」の閲覧はこちらからどうぞ。

 

 

マドリード市内にいるなら クリスマスイルミネーション

 

マドリード市内がクリスマスイルミネーションで彩られ、この時期は本当に綺麗!マドリードは広いので市内の全てのイルミネーションをバスで見られるサービスが市役所主催で毎年提供されていますが、その人気は毎年うなぎのぼり、なのかこの時期マドリードに遊びに来る人が例年増えているせいか、今年はバスのチケットはもう「完売」…。今年こそは子供と一緒に乗りたいなぁと思っていた筆者も出遅れました。でもがっかりしないで!

全部は見れないとしても、ソル広場、マヨール広場、シベレス広場周辺、アトーチャ駅前の広場など行き易い市内中心地のスポットへ足を運んでみてください。もちろん徒歩での道中にイルミネーションを楽しみながら。

そしてもしも12月21日の夜にマドリードに滞在しているラッキーな方。とっておきの冬のイベントを是非マドリードっ子達と一緒に如何ですか?

 

12月21日の夜にマドリードにいるなら

出典:madridhappypeople.com

 

とっておきのイベントがありますよ!

“内陸のマドリードにもビーチにいるように水辺を楽しめるスペースを。” 長年のマドリード市の街改革プロジェクトの一環で完成したMadrid Rio。ここはマドリード市の中心を横切るマンサナレス川に沿って遊歩道を完備した市民の憩いのスペース。昨年に続いて今年も12月21日の夜に、「Fiesta de solsticio(冬至のお祝い/お祭り)」が開催されます。冬の到来をみんなで祝おうという催しで、誰もが参加でき、誰もが楽しめるイベント。参加者はそれぞれの「光る物(ちょうちん、LEDランプなど)」を持って夜を照らします。クリスマスとはコンセプトが外れますが、イベントの最後には打ち上げ花火も上がるマドリード市の新たな冬の盛大なイベントになりそうです!Ledライトをどこかで購入して自分も光を点しながら世界の人と、スペインの人と冬の到来を一緒に祝って素敵な思い出を作ってくださいね。

 

日付:2017年 12月21日

場所:Madrid Rio - Puente del Rey (王様の橋)

イベント開始時刻:19:00時

行き方:地下鉄「Principe Pio(6,10,R線)」駅または「Puerta de Angel(6番線)」下車

 

Puente del Rey – Madrid Rio マドリード・リオの王様の橋外観、奥に見える高層ビルはスペイン広場に面しているビルです。市内中心部からさほど離れていないですよ。 写真出典: www. madrid.es

 

※注意

今年のマドリードは寒さの到来が遅めでしたが、一度寒波が始まると急に真冬の寒さになり連夜マイナス2-4度となっています。日が落ちると急激に寒くなるので、防寒はしっかりと。そしてかなりの混雑が予想されます。現地には遅くとも18時30分頃到着を目指し様子を伺いながら楽しく安全なイベントをお過ごしください。あ!もちろん、大金、パスポートなどは持っていかないように。手荷物はできる限りコンパクトに抑えてお出かけください。

 

この時期バルセロナにいるなら

カタルーニャで最も古くから建ち最も人気の高いクリスマスマーケット、Feria de Santa Lucia(フェリア・デ・サンタ・ルシア)に行ってくださいね。12月の23日まで開催されています。今年はマーケットが建ち始めてから231年目を迎えるとのことで、小さな店から大型店まで総勢287店舗が出店している例年以上に大規模になっているそうです。観光客が必ず歩くランブラス通りやグラシア大通りから近いので、ぶらりと立ち寄って、2018年の自宅のクリスマス用の飾りを買ったりするのも楽しいですね。

開催期間:11月23日~12月23日

開催場所:ゴシック地区 Plaza Nova(ノバ広場) /大聖堂付近を目指してお出かけください

マーケット開催時間:月曜日~金曜日 10時30分~20時30分

        土曜・日曜日 10時30分~21時30分

※但し祝日前夜、祝日当日は21時30分まで

 

12月31日にバルセロナに宿泊しているなら

絶対にはずしたくないのがバルセロナのFuente Magia の噴水ショーとカウントダウンの打ち上げ花火。

 

写真出典:http://lameva.barcelona.cat

 

日付:12月31日 21時30分~

21時30分からこの日の為に組まれた音楽と光の噴水ショーが楽しめます。混雑しているだろうし、寒いだろうし、一体どうやってその後ホテルに帰るのさ? 心配は要りません。市民にもマイカー利用を自粛しているので、地下鉄はイベント開催中運行しています。おまけにね、人生のうち何度異文化の国で新年を迎えるでしょう?楽しい時間は一瞬で終わってしまいます。世界の人と新年の幕開けを祝うと共に世界の平和を願うまたとないチャンス。是非行って見てくださいね。

 

2017年~2018年へのカウントダウンイベントの開始は23時30分から。

新年の幕開けを知らせる12の鐘の音が夜の12時に鳴る時には、鐘の音にあわせた特別な噴水ショーと盛大な打ち上げ花火が見られます。

場所: Av Reina Maria Cristina

最寄場所:スペイン広場 (下の地図をご参照ください。)

 

 

 

最後まで読んでいただき有難うございました。

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