やってきました、憧れ!念願のアルハンブラ宮殿に見守られる街、グラナダ。パッケージツアーであろうと、個人旅行であろうと、スペインに行きたい!と願い旅の計画をされる方の大部分がグラナダのアルハンブラ宮殿がお目当てです。日本語のガイドブックにはアルハンブラ宮殿の見学の仕方、ルール、見所などか写真、地図付きで数ページに渡り詳しく解説されています。それほど人々を魅了するアルハンブラ宮殿。そして、日帰りでアルハンブラ宮殿の見学をする人も、グラナダに1~2泊して見学をする人も、ほぼ確実にその「ついで」にグラナダの旧市街やアルバイシン地区を散策するでしょう。スペイン観光局の統計によると、2018年にスペインを訪問した日本人の数はおよそ5万5千人と発表されています。つまりその全員とは申しませんが、それに近い数の日本人もグラナダ市を訪れているんだろうと想像するのも、そう事実から遠くはないでそう。

その反面、「グラナダ=アルハンブラ宮殿がみれればよい」というアイディアで固まってしまっているのも事実なんですねぇ。確かに、アルハンブラ宮殿を見学するのは旅行会社にとっても個人旅行者にとってもある意味「大仕事」であります。あるいはアルハンブラ宮殿が楽しみすぎて、「他はまぁそんなに欲張らなくてもいいかな~。」と思われているのかもしれません。でも、でも、アルハンブラ宮殿以外に個性豊かな側面を持つグラナダの町。その滞在をアルハンブラ宮殿だけで終わらせてしまうのはやはりもったいないと思います。

そこで!!今回のスペインの扉では、グラナダに行くのがもっと楽しみになる!個人旅行グラナダピンポイントガイドと題してグラナダのアルハンブラ宮殿以外の楽しみ方についてお話したいと思います。

 

 

アンダルシアの魂 アルバイシン地区(Albaicín)

 

太陽が西へ傾く時刻から、町はふたたび、徐々に活気を取り戻してくる。夕べの鐘が重々しく鳴り響くと、自然は一日の太陽の暴君が去っていったことを喜んでいるように見える。人びとは日暮れの気持ちいい空気を吸うために、歩道や庭に出て、そのひとときをたのしみながら過ごす。

夜が近づくと、あちこちの家で、ランプの明かりが点る。開け放った窓から、聖人像の前で細長いローソクの炎がゆらゆらゆれているのが見える。いろいろな夜の影が町いちめんひろがる暗がりの中に現れてくる。するとどこからともなく、ギターの爪弾きやカスタネットの音が聞こえ出す。

小路から庭から街路から、人々があふれ出す。<その時を愉しめ>とはなんと愉快なアンダルシアの諺だろうか。

(抜粋『アルハンブラ物語』W・アービング / 江間章子訳)

 

これは筆者がグラナダを思い出す時、グラナダへ出かけるとき、時にはツアーのバスでお客様をご案内するときに度々手に取りページをめくって来た愛読書、『アルハンブラ物語』からの抜粋です。この本は今からもう1世紀以上もの昔にかの地を訪れた、アメリカの当時の売れっ子作家であったワシントン・アービングが滞在時の思い出を綴り、ベストセラーになった本です。ですから、この本に描かれているアルハンブラ宮殿の様子や、周囲、グラナダ市の様子は今とまったく異なる景観であったことは否定できません。ですが、これらの言葉に表されているアンダルシアの空気や、人々のエネルギー、生き様は、景観や生活スタイルが変わったとはいえ、グラナダはスペインの中でもっともスペインらしさを現代にまで伝えてくれていると、グラナダを思い出すたびに、そして本を手に取るたびに感じられずにはいられないのです。

これは大変主観的な意見ですが、グラナダ市内の中でもアービングが見て感じた、アンダルシアの魂とでもいえるような空気感が残っているのが、ここ、アルバイシン地区かなとおもっています。アルバイシン地区は、旧市街から出向くと小高い丘の上、アルハンブラ宮殿とは対岸にある丘に広がっている、かつてのイスラム教徒たちが暮らしていた地区にあたります。グラナダに2泊して、上手い具合にアルハンブラ宮殿の観光に半日、アルバイシン地区の観光に半日時間が取れる方は是非足を運んでいただきたい地区です。個人で行くと、多分、迷います。でもそれがきっと面白い思い出や、記憶に残るような街角、景色や瞬間に導いてくれると思います。

 

 

アルバイシン地区の夜を楽しむ3つの方法

 

できれば夕暮れ時間か夜にお出かけするのがお勧めなのですが、先ほどもコメントした通り、アルバイシン地区の散歩って案外難しいのですよね、個人で行くと。ですので、散歩とまでは行かなくても、せめてアルハンブラ宮殿の全景を望める展望台-サン・ニコラス展望台に出かけるだけでも時間を割く価値大!ですよ。さて、迷いがちなアルバイシン地区を楽しむ方法を、3つご紹介しようと思います。

 

①グラナダ ツーリスト観光バス利用 + 徒歩

アルバイシン地区までは旧市街のヌエバ広場(Plaza Nueva)から徒歩で出かけると、ずっと坂道を登っていくことになります。時間に余裕のある方はそれでも良いのですが、一番のお奨めは、アルバイシン地区の中心までは観光バス(詳細は後述)を利用して、帰りの下り坂を散歩・見学がてらぶらぶらと旧市街まで歩いてくるルートです。徒歩距離にしておよそ3kmほどの道のりをぶらぶらと歩いてくる。これなら簡単でしょ?

②フラメンコショーを鑑賞

アルバイシン地区にはサクロモンテにある有名な(ジプシーによる)洞窟フラメンコショーがあります。中でも数十年以上営業を続けてきているのが有名な「Los Tarantos」。この洞窟のフラメンコショーが本物なのかどうか?価値があるのかないのか?(この種のコメントや質問をよく目にするので・・・)に私はお応えする立場でもなければ、私にはそんなことを決める権利もないと思っているので、ある・ないの答えを出すのはここでは控えておこうと思います。でも、これまで何回も見てきた上で唯一断言できることは「何度みても興味深い体験」であること。これは間違いありませんよ!普通のタブラオと異なり、狭い洞窟の両脇に椅子がびっしり並べられて、踊り手とお客の間にはほとんどスペースがないくらいの距離で踊ってくれるので迫力満点です。運がよければ(悪ければ?)踊りに誘われることもあります。誘われたら踊りを知らなくても、場をしらけさせないためには是非!!恥をかき捨てて手足を動かす振りでも良いので応じてくださいね。その場にいる「全員が」あなたの勇気と魂の踊りに心から拍手を送ってくれることでしょう。

ここは確かに観光客を対象としているお店ではありますが、観光客は外国人だけではありません。スペイン国内、特にフラメンコ文化の残っていない地方からグラナダを訪れるスペイン人も鑑賞しにやってくるほどの人気のお店でもあるんです。いつも満席に近い状況で営業しているので、興味のある方はやはり事前に予約をしておくことをお勧めします。

【料金のタイプ】

料金にはドリンクショーとディナーショーの2つがありますが、筆者のお勧めはドリンクショー。スペイン全国押しなべて同様のことが言えますが、ごく一部のお店を除くとタブラオやショーのお店での食事にはあまり期待するものではありません。時間的に夕食も同じお店で取るほうが確かに効率が良いですが、狭い店内で、小さながたつくデーブルで食事をするくらいなら、アルバイシン地区にあるバルでタパスを食べてからショーへ出かけるほうが、ずっと納得がいくと思います。おまけに食事は食事専門の場所で取るほうがたいていの機会で納得がいくものです。

グラナダといえばアルハンブラ宮殿の観光をしてそれで終了、と思ってしまいがちなのですが、今でもアンダルシアの魂が残っているアルバイシンだからこそ、特有の人生観が息づいていると思えば、サクロモンテの洞窟フラメンコショーもひとつの文化遺産、生活スタイル、営み、つまりひとつの人生観そのものではないでしょうか。それを好きと思うか嫌いと思うかは、ショーを見る人がどういった観点からそのショーを捉えるかによっても、見た後のコメントが変わると思います。ちなみに筆者個人は、ここの踊りを「フラメンコショー」と捕らえるよりは、「場所・ダンサー・踊り・洞窟・場所」のすべてを総合したそのものがショーだと思っています。世界で”彼ら”のリアリティーを実感できるのはここだけでしょうね。”ツーリスト対象でしょ。”と見くびるととんでもないものを見逃すというか・・・生の文化なんですね。そこが実に面白いんです。

レベルの高い本格的なフラメンコショーを見たいならマドリードやバルセロナ、セビージャにレベルの高いダンサーの踊るタブラオがあります。生きたフラメンコを見たいならカディスへ行かれるべきです。でも「グラナダでしか見られない興味深いものを見た」という意味合いからは、グラナダの夜にせっかく自由な時間があるならば、やはり洞窟のフラメンコショーは見ておいて損はないと思いますよ。

Los Tarantosの洞窟フラメンコショーを事前に予約するのはこちらからどうぞ。

Los Tarantosの場所

③ アルハンブラ宮殿観光+アルバイシン・サクロモンテ地区散策ツアーに参加する

前述したとおり、アルバイシン地区へ足を伸ばす。これ、グラナダを訪れるなら・・・の回答のひとつにあげられるくらいポピュラーなプランなのですが、日本人観光客の間ではまだまだそれほどポピュラーになりきっていないのが現状です。その理由は、

  1. 疲れすぎて夜の町を楽しむ元気が残っていない。
  2. ツアーでは連れて行ってくれない。
  3. アルバイシン地区の情報があまりないからどこにどう行けばよいのかよく分からない。

こんな感じでしょうか。

理由が1や2であるなら(あるいはその両方であるなら)実質的に実行不可能なのでしょうが、もしもその理由が3であるなら、もったいない!!ですよ。1人ではつまらないし、どこにいったらいいのか分からないから結局行かなかった・・・というお声を聞いて「あぁ、もったいない。」と何度思ったことでしょう。グラナダには何度もこれから来るから・・・という場合は別ですが、多くの観光客の皆様はきっとそうではないでしょう。

そこで大変お勧めなのがこのプラン。そもそも個人でアルハンブラ宮殿の入場券確保は難しいですし、アルバイシン散策も難しい。そんな2つ、一石二鳥のガイディングツアーに参加してみてはいかがでしょうか?

ガイディングは英語ですが、ネイティブの英語ガイドが話すよりも、多少発音に癖があったとしても、外国人(スペイン人)の話す英語のほうが案外私達にとっては聞きやすいこと個人的には思います。まずスピードが違いますし使う単語や表現も分かりやすいので、「英語のガイディングか・・・」と言葉の壁に躓かずにどうぞこのプランに乗っかってみてください。

ツアーは2部に分かれています。午前中がアルハンブラ宮殿観光。そして2部が午後18時からアルバイシン地区の観光となります。(ハイシーズンではまれにアルハンブラ宮殿の入場観光が午後になるときもあるようです。)見たいところだけきちんとガイドさんが案内してくれるので、安心ですし、何よりも1人でよく分からないけれどきれい・・・と眺めているだけの見学よりは、たとえ英語であっても見学箇所の歴史や建築の意味、モニュメントの意味などがもっと見えてきてずっと楽しい時間を過ごせると思います。

スペインの扉の「アルハンブラ宮殿の入場券完売・・・次の手はこれ!」という過去の記事でも、アルハンブラ宮殿の入場観光方法についてご紹介していますが、こちらのプランはアルハンブラ宮殿のガイディングツアー以外に、個人旅行では気になるけれどもどうも足が向きにくいアルバイシン地区にも連れて行ってくれるのですからとても頼もしいプランなのです。何よりも料金も良心的だと思います。予約を検討してみようかな~と思われた方。以下注意事項を書き出しておきますね。

 

【アルハンブラ宮殿観光+アルバイシン・サクロモンテ地区散策ツアー予約注意事項】

  • アルハンブラ宮殿入場観光が付いているので、ツアーの空き状況は日々変わっていくこと。他の現地オプショナルツアーのように「数日前に申し込めばいいか」とか、「現地についてから考えよう」と思っていると、グラナダ滞在日のツアーは完売・・・ということに。滞在予定日が決まっていたら、直ぐにツアーの残席状況を確認して申し込むことをお勧めします。
  • アルハンブラ宮殿観光では、もちろん「ナサリエス宮殿」と「ヘナレリフェ庭園」の入場観光が含まれています。(これ、大事ですね。)
  • 送迎やバスなどは付いていないので、アルハンブラ宮殿もアルバイシン地区の散策も徒歩観光です。2つのツアーの間に十分休憩を取れる計画を練りましょう。
  • アルバイシン地区・サクロモンテ地区の観光ではゆっくりですが2時間半以上歩きます。坂道も登りますので、体力にあまり自信のない方や、小さなお子様連れの場合は熟考した上でご参加ください。
  • ツアーはアルハンブラ宮殿の入場券の発売が始まったら設定されるます。「早いほうがいいよね。」と思っても、3ヶ月以上先のツアー設定はありません。だからといってこの先ツアーの設定がないわけではないので、3ヶ月前頃に予約の準備をしてみてください。
  • 予約のキャンセルはサービス日から換算して15日前まで無料です。

 

そうそう、こうゆうツアーに参加したかった~!と思われていた読者の皆様。オンライン事前予約で楽しい予定は先に立てて安心して旅にでかけてくださいね。

このツアーのオンライン事前予約はこちらからどうぞ。

 

 

グラナダ ツーリストバスを乗りこなしましょう♪

 

マドリード、バルセロナ、セビーリャ、コルドバ、マラガなど、人気の観光地には必ずあるツーリストバス。もちろんグラナダにもありますよ。グラナダの旧市街は交通規制が厳しく、また道路幅も他の都市に比べて狭いため、グラナダの観光バスは大型バスではなく小型の観光列車のような趣のものです。ですから、二階席から眺められる景色が良かった!広々としていてすわり心地も良かった!という楽しみはないのですが、その代わり遊園地のアトラクションに乗っているようなわくわく感があります。

このツーリストバスには「グリーンルート(日中のみ)」と「レッドルート(夜間のみ」の2種類があります。

 

【グリーンルート(日中)】

スタートポイント:①アルハンブラ宮殿~③ヌエバ広場~⑤サン・ニコラス展望台~⑥サン・ミゲル・バホ広場~⑨大聖堂~などに停車しながらルートの最終ポイント⑬ホテル アルハンブラ・パラスに戻ってきます。どこにも降りずに一周すると所要時間約90分です。

 

【レッドルート(夜間】)

スタートポイント:③ヌエバ広場~⑤サン・ニコラス展望台~⑥サン・ミゲル・バホ広場~最終ポイント⑪マリアナ・ピネダ広場(エル・コルテイングレス前)

夜のルートは昼間のルートより短くなり、一周約40分です。

 

グリーンとレッドのルートでカバーしている停車ポイントは合計13ポイント。スタートポイントと書きましたが、バスはサークル状にぐるぐると回っています。昼間はアルハンブラ宮殿までバスが上るので、これから宮殿を観光するぞ!という時に利用できます。

それぞれのルートの詳細を確認されたい方は、こちらのページからルートの詳細説明とルートマップをダウンロードできるのでご参照ください。

アルハンブラ宮殿を観光した後に、このままこのバスを利用して、アルバイシン地区まで出かけることが可能です。夜は怖くて出歩きたくない、道に迷うかもしれないと思うと不安、という女性の一人旅や、せっかくの自由な時間を効率よく利用したいとお考えの人は是非、このツーリストバスを存分に利用してみてくださいね~!

 

【ツーリストバスの乗車券種類と料金 (2019年度)

シングル券: 乗り降りはせずに、ひとつのルートを一周する / 6€

1日券    :    1日運営時間中に自由に何度でも乗り降りすることが可能 / 8€

2日券   : 2日間運営時間中に自由に何度でも乗り降りすることが可能 / 12€

1日券を購入すると、グリーン・レッドのどちらのルートにも利用できます。

 

【ツーリストバスの運行期間・時間】

**グリーンルート**

4月1日~10月31日 : 毎日 0930hrs~2100hrs / 15~20分毎

11月1日~3月31日 : 毎日 0930hrs~1930hrs / 15~20分毎

**レッドルート**

4月1日~10月31日 : 毎日 2100hrs~2300hrs / 30分毎

11月1日~3月31日 : 金・土曜日と祝日の前夜 2000hrs~2300hrs / 60分毎

 

バスにはオーディオガイドサービス(日本語有り)が付いていますが、イヤホンは自分で持参するかバスで購入(1.50€)しなくてはなりませんのでお気をつけて!

ツーリストバスの乗車券を事前に購入しておけば、計画が立てやすいですね!オンライン事前予約はこちらから。もちろんその前にアルハンブラ宮殿の予約確保をお忘れなく!なんでもかんでも事前購入しておけばよい、というわけではないのですが、グラナダはさほど大きな町ではないのにアルハンブラ宮殿があるために年中観光客が押し寄せているので、バスの乗車券ひとつ油断しないほうがよいのです。

 

 

サン・ニコラス展望台

 

アルバイシン地区まで足を伸ばしたら必ず訪れたいのはサン・ニコラス展望台。サン・ニコラス教会が広場に立つためその名が付けられています。小さな広場の対岸真正面にアルハンブラ宮殿が立っているので、アルハンブラ宮殿観光をした後に、この広場を訪れることでアルハンブラ宮殿の観光が完結すると言っても過言ではありません。アルバイシン地区そのものがアルハンブラ宮殿の対岸にあるため、宮殿側からもアルバイシン地区を当然眺めることが出来ます。たとえば宮殿内では大使の間のバルコニーや、ワシントン・アービングの間を抜けた後のバルコニーからアルバイシン・サクロモンテを眺めることが出来ます。こうして二つの異なる角度から両サイドを眺めると、治める側の人々と治められていた人々の立場の両方に思いを馳せることができて、興味深いものです。

この広場には、アルハンブラ宮殿の美しい全景を一目見ようと多くの観光客が訪れますが、地元の若者なども夕方になるとおしゃべりをしに集まってきます。時にはギターの周りに仲間で集まり、フラメンコを歌っているグループに出くわしたりもするので、そんな時はこれぞスペイン!という気持ちが高まるかも。そしてその確率は案外高いのです。

またサン・ニコラス展望台まで旧市街から徒歩で登ってきた人へのご褒美は、美しいアルハンブラ宮殿とグラナダ市の景色と共に味わう手作りアイスクリーム。ここ近年でサン・ニコラス展望台の人気をさらに高めるのに貢献している人気のアイスクリーム店「HELADOS SAN NICOLAS」でお好みのアイスクリームを楽しんでみてくださいね。

 

 

100%ナチュラルな素材に拘って丁寧に手作りされているここのアイスクリームは、子供から大人まで安心して楽しめることと、手作りならではのやさしい味は2013年の開業以来徐々に人気を集め、いまや「スペインで一番おいしいアイスクリーム店 トップ10」内にランクインするほどの人気店となっています。日本のご当地ソフトクリームではありませんが、グラナダに来たら、サン・ニコラスアイスクリームを味わってみてはいかがですか?悪天候や大雪などの影響を受けて、急遽休業なんてこともたまにはあるようですが、原則毎日営業しています。

公式ウェブサイト:こちら

グラナダに2泊できたら何をする?

 

この質問には迷わず「アルプハラに出かけてみて!」とお答えします。

皆様はきっとアンダルシアの白い村-ミハスの名前は聞いたことあるでしょう。有名すぎて説明は要らないほどですが、ミハスが地中海沿いにあるアンダルシアの白い村の代表なら、アルプハラは山間にある白い村の集合した地方とでも説明すればよいでしょうか?グラナダには有名なネバダ山脈がありますが、そのネバダ山脈の山間には白壁の家々の立ち並ぶ小さな村が点在しているのです。

ミハスは美観地区でかわいいし写真栄え街角が多いことは私も認めます。でも観光化しすぎていてきれいな土産屋、観光客相手のレストランばかりで、せっかく期待に胸を膨らませてがんばってミハスまで行ったのに、案外ふ~ん、という感想で終わってしまう方も中にはいらっしゃるようですね。

 

 

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Tinao de Lanjarón. Granada

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一方のアルプハラはミハスの展望台のように地中海こそ眺められませんが、アルプハラの村はネバダ山脈の大地のエネルギーをがっつり体感いただけますよ。でも観光情報がなさ過ぎてどんなところか分からない。だから日本人はほぼ誰も行ったことがない。またまた「もったいな~~い。」と1人叫んでしまうような状況なのですが、本当にここ最近、グラナダのローカルエージェントが、グラナダ市内からアルプハラ地方への1日観光を設定していることを見つけました。これはいいですよー。

この地方の見学の魅力はなんと言ってもネバダ山脈のエネルギーと空気を肌で感じられることと、観光化してしまったミハスと異なり、人々が生活を営む場所を訪れるところ。この終日観光では、レンタカーか専用車+ガイドを雇ってでないといけないような素敵な村をじっくり1日かけて案内してくれるところ。世界的に有名なモニュメントや目を引くような建物は何もありません。だからたいした観光情報もないのです。事実観光を奨励してきた地方でもありません。

アルプハラにあるのは自然と、ゆっくりした時の流れとありのままのこの地方の生活様式と、地元の人々の普段の生活と笑顔です。「そんなの興味ない。」と思う人と、「地元の人が暮らしている田舎の生活を垣間見てみたいという人」とに分かれることは筆者も理解しています。ですから、ここまで読んでみて「自分は確実に前者だ。」と思われる方にはお勧めいたしませんが、都会を離れて田舎を見てみたい、という人は是非検討してみてくださいね。

ツアーでは、湧水と温泉水で有名なLanjarron(ランハロン)、白壁の家がかわいらしいBubion(ブビオン)、ヨーロッパ内でもっとも高地(海抜1200m)にあるPampaneira(パンパネイラ)の村に訪問します。そしてネバダ山脈の壮大な景色を眺められるだけでなく、この地方特産のチーズの試食や手作りチョコレートの試食などが含まれていて、本当に参加してよかった~、と思っていただけるような行程になっています。

個人旅行のご相談を受けるときに、この地方の見学をご提案して差し上げることもあるのですが、後日お客様が大変喜んでくださって、私もご紹介してよかった、と心の底から思える訪問箇所なのです。ただし、やはり専用車をチャーターしてお出かけいただくにはそれなりに予算も必要となり、お勧めしても価格的に皆様がご参加を決断されるわけでもございません。ですから、この地方の魅力を短時間で楽しんでもらえる行程で良心的な価格で、かつグラナダ発の混乗ツアーがあるなら、筆者としてはやっぱりお勧めしておきたいのです。ただし、海抜の高い山岳地方の村をいくつか訪問するので、カーブの多い道を移動することになります。車酔いする方は事前に車酔い対策をご自信でお立てになってご参加されると良いでしょう。

また夏以外の訪問では気候もグラナダ市内と異なりぐっと気温が低いので、ご参加されるときの服装にも注意が必要です。

 

【グラナダ発 アルプハラ地方終日観光の詳細】

  • 参加料金 - 69€ (2019年)
  • 毎日運行
  • 所要時間 7時間
  • 英語(とスペイン語)のガイド同伴・専用車での移動
  • 集合時間 - 朝の9時
  • 集合と解散場所 - グラナダ市内 Plaza de Mariana Pineda (マリアナ・ピネダ広場)
  • オンラインで予約・支払い完了後、バウチャーがeメールにて送られてきます。

 

参加申し込みは2日前まで可能。そしてキャンセルも2日前まで無料です。ですが催行最少人数が2名からと設定されているため、人数に達していない場合は催行中止となるのでご注意ください。特に冬期のお一人参加の場合は、ツアーが催行されない確率が夏季より高くなるので予め代案を頭の中で立てながらツアー参加を計画されると良いですね。

グラナダ発 アルプハラ地方終日観光に申し込みを希望される方はこちらからどうぞ~。

 

 

個人旅行に「立地よし!設備よし!価格よし!」のお奨めホテル

 

ホテル マシア・プラサ 2**

2★ですが、スタッフの教育が行き届いており、接客が大変気持ちの良いホテル。朝食のバリエーションもこのクラスのホテルにしては豊富。お部屋は小さいですが清潔で気持ちよく滞在できるホテル。なんといっても立地がヌエバ広場にあるので、アルハンブラ宮殿へ徒歩で出かけるのも、ツーリストバスを利用するのにも、旧市街へのほかのスポットへ観光にでかけるのに、夜タパスを食べに出かけるのにも、とにかく最高の立地です。シングル部屋は小さいので、一人の場合でも2人部屋を予約することをお勧めします。

料金:ツイン部屋 朝食込み 50€~

 

ホテル ロス・ティロス 2**

こちらも2★ですが、マシア同様、グラナダ市内の人気の広場-ビルランブラ広場に位置していてどこへでも歩いていけます。ホテルの最上階にはアルハンブラ宮殿が遠方に望めるテラスがあって、ちょっとした休憩やリフレッシュをするのに最高のスペースです。立地*コスパが最高のホテルです。スタッフの対応もすばらしく、グラナダは本当に2星、3星のホテルで十分です。

料金:ツイン部屋 朝食込み 45€~

 

ホテル ナバス 3***

数ある3★ホテルの中でも一押しホテル。その理由はやはり立地・コスパ・スタッフの対応のよさにあります。大通りではなく人通りの多い小さな道に面しています、バルも周囲に豊富でタパスをはしごするにはもってこいです。観光にももちろんとっても便利で、空港バス停留所から徒歩5分、大聖堂まで徒歩5分、アルハンブラ行きのバス停留所まで徒歩5分の、抜群の立地。運街良いとバスタブ付のお部屋がもらえるかも。

料金:ツイン部屋 朝食込み 50€~

 

どんなに立派な設備のホテルであってもスタッフの対応・印象ですべてが台無しになってしまうホテルがたくさんありますが、その観点からするとこれらの3つのホテルは気持ちよく滞在できて安心してご紹介できるホテルです。ちなみに上記料金は冬期ローシーズンの料金です。ハイシーズンは値段が10€ずつほど高くなります。

 

スペインの扉からの旅のアドバイス

 

スペインの扉ではグラナダ、アルハンブラ宮殿に関する記事をいくつか書いてきました。その理由は、グラナダを訪れない日本人観光客はほぼいないこと。そして特に個人旅行者に知って置いていただきたい大切な情報、アルハンブラ宮殿の入場券確保の仕方と取れなかったときの代案を提案して差し上げたかったからなのですが、ここにきてグラナダ観光のまとめをしておきましょう。筆者からの3つのアドバイスです。

  1. グラナダには2泊で予定を立てる
  2. スペイン旅行全体の滞在日数、日付が大まかに決まったら、アルハンブラ宮殿入場券確保とホテルの予約を最優先させる
  3. 2が完了したら、スペイン国内の移動手段の確保、他の都市のホテル、入場箇所の手配などはじめる

 

 

いかがでしたか?

今日も最後まで読んでいただき有難うございました。

この投稿は楽しかったですか? 気に入っていただけましたか?皆様の感想、コメントをお待ちしております。

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