こんにちは。サマータイム切り替わって、スペインはすっかり秋模様。ここマドリードも10月は一度も太陽を見た気がしない、と思うほど連日雨続きの一ヶ月となりました。マドリードは今日は本当に久しぶりに晴れ日。新緑にまぶしい太陽が跳ね返る夏の太陽を少しだけ思い出しながら、学業の秋についてふと考えるのです。大学入学を目指すスペイン人の学生にとって学業を貫くことってラテン気質と気候の国においては夏を乗り越えるのが、案外厳しくと難しい・・・。何しろ誘惑が多いですからねぇ。
スペインで学ぶということ
春の雨期が終わり、夏休みはもう目の前。楽しいイベントが目白押しの夏を前に、過酷にもスペインの大学入試受験は行われます。入試の日付は各自治州により異なり、早いところでは6月の終わり、一般的には7月が全国的に入試の山場です。
学生にとっては近い将来の分岐点ともなる大学受験を夏休みの前に終えてしまうのは親切か不親切か。もはや学生でない筆者にとってはやや無責任な範疇のテーマとなってしまいましたが、社会人にとっては新聞やニュースでセンター試験や受験生の様子などを目にしながら、学生時代をやけに思い出したりする日が続いたりするのです。筆者もそんな一人ではありますが、今年はこの数年忘れかけていた何かについて学びたいと思う気持ちがぐっと体の中から湧き出ていたころを思い出したりもしました。
スペイン語を学びたい、スペインについて知りたい、学生だったころ日々抱えていた気持ち。そんな気持ちを抱えていらっしゃる人が一人でも読者中にいらっしゃったら・・・今回のスペインの扉ではそんな部分に思いを馳せて、スペイン語留学についてスポットを当ててみました。
短期留学?長期留学? 自分の目的ってなんだろう
スペイン語に限らず、外国語を学んでいる人の中には、いつかその言語の話されている国にいってもう少し本格的に学んでみたいという思いは大なり小なりきっとあると思います。この記事をお読み方ならスペイン語を学んでいて、いつか中南米やスペインでその夢や目標を叶えたいと思っていられるのかもしれませんね。
私の場合、日本でスペイン語学習を開始しましが、背景には将来スペイン語を使って仕事をしたい世界の多くの人と話してみたいという漠然とした思いがありました。ですから、スペインへ行ってスペイン語をきっちり身に着けたいという目標は常にあったと思います。でもきっと留学にはいろいろなスタイルがありますし、あってよいともちろん思います。スペイン語を専攻とした学生さんでないとしても、留学したいと願う背景はさまざまですものね。たとえば・・・
- 趣味や第二言語として今スペイン語を学んでいるのでステップアップにスペインへ語学留学をしたい。
- 昔スペイン語を勉強したけれど、社会人になってから使う機会がなく忘れてしまったので、もう一度趣味と旅行を兼ねて語学留学をしたい。
- サッカーが好きで、世界でも優秀なサッカークラブのあるスペインに行ってみたい。
- フラメンコが好きで、少しでも現地でスペイン人講師について学んでみたい。
- 本場スペイン料理を学びたい
などなど。語学は学ぶこと自体が十分な「目的」ですが、その先には興味ある分野でスペイン人と交流や意見交換をしてみたいなど、言語以外の何かを学ぶ目的もありますね。短期留学なのか長期留学なのかを決める要素は目的をクリアーにするだけではなく、もちろん現在の生活スタイルがそのどちらなら許せるのかというのが一番大きな要素になるのは言うまでもありませんが、なによりも
「目的の軸」が一貫してぶれないよう明確にしておくことはとても大切。
語学は体力づくりと同じで、はじめは低い目標であってもひとつずつ目標をクリアーにしながら実力をつけていくと、もっと上を目指したいという要求が自然に沸いてくるものだと思います。軸がぶれなければ、時間と共に目的は高みへと自然に上がっていくと思いますよ。
今日も最後まで読んでいただき有難うございました。
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スペインの扉はスペインファンの輪を広げるため、日本の皆さんにとってもっとスペインが近くに感じられるような空間を目指しています。
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