こんにちは!
3月の最終の土曜日から日曜日にかけてここスペインは冬時間から夏時間に切り替わります。その週末を境に街は急に人出がぐっと増えます。通りや広場のあちこちにカフェがテーブルを並べ始め、これから始まる太陽の季節をいち早く楽しもうとする人々が思い思いのスペインの生活を楽しんでいます。そしてこの時期からスペインは観光シーズンを本格的に迎えはじめます。

今回のスペインの扉では、スペインの首都、マドリードでもっとも人気の観光スポット、プラド美術館に焦点を当ててみました。

 

プラド美術館ってどんなところ?

プラド美術館はスペインで最大のコレクション数を誇る国立美術館です。2014年にはおよそ250万人近くの入場者を記録しし、スペイン国内だけでなく、エルミタージュ美術館、ルーブル美術館に並んで海外のコレクション数と規模のほども劣らないと言われる人気の美術館でもあります。

常設展は主に地上階(スペインでは0/ゼロ階)と2階(スペインでは1階)、そして3階(スペインでは2階)のスペースに分かれています。

館内すべてを素通りするだけでもおそらく20分近くはかかるくらいの広さ。その中に、スペイン絵画のみならず、イタリア絵画、フランドル絵画、ドイツ絵画、イギリス絵画、フランス絵画、オランダ絵画の巨匠の作品が展示されています。ですので滞在時間をどれくらい見ておいたらよいかは、どれだけ絵画が好きかの度合いにもよって異なってきますが、最低は2時間はしっかり取りたいところですね。

美術館の入り口内部に日本語の簡単な美術館ガイドが用意されています。それを手にとって館内をどのような順番で巡るかを当日考えるのもよいのですが、公式サイトから館内の地図がダウンロードできますので、旅行の計画中に研究しておくのも楽しみのひとつ。

プラド美術館の一般案内(日本語)はこちらから。

プラド美術館の日本語ガイドのダウンロードはこちらから。

 

プラド美術館、ゴヤの扉前広場。

プラド美術館、ゴヤの扉前広場。階段に挟まれている地上階にある扉部分がチケット売り場です。階段を上った入り口がゴヤの扉のアクセスとなります。

 

プラド美術館への行き方

プラド美術館はその名も「プラド通り(Paseo del Prado)」という大通りの真ん中にあります。

この大通りは国鉄RENFEの始発駅、アトーチャ駅からシべレス広場まで縦断する大きな道路と並木道で、全長およそ1.6kmほどです。プラド美術館はアトーチャ駅から歩いて12~15分、またはシべレス広場(最寄の地下鉄駅は2番線 - バンコ・デ・エスパーニャ(Banco de España))から徒歩10分のところに位置しています。

それぞれの位置関係を地図上で確認されたい場合はこちらから。

タクシーを使わない場合、公共交通機関で残るは市バスか地下鉄になりますが、市バスは位置関係に慣れるまで使いこなすのはちょっぴり難しいかもしれません。 ですから一番のお奨めは地下鉄2番線で、バンコ・デ・エスパーニャ駅で降りて、そこから歩くことです。

バンコ・デ・エスパーニャ駅には出入り口が4箇所あります。プラットホームへ降りたら、ホームの壁に掛けてある緑色の表示を探してください。表示に「Museos=>」と矢印があるので、その矢印にしたがって出口を目指します。出口には、地上階へ通じる階段が左右にそれぞれひとつずつあるので、右側の階段から地上階にでると噴水のあるシベレス広場の側にでます。

シベレス広場を背にして立つとプラド美術館は左手前方です。そこまでは、大通りの真ん中に並木道が作ってあるので、そこをぶらりぶらりと歩いていきましょうか。

 

シべレス広場。朝8時半ごろの様子です。

シべレス広場。朝8時半ごろの様子です。

 

 歩き始めて7,8分もしないころにホテル リッツ(Hotel Ritz)が見えてきます。

 

プラド美術館から一番近いホテル リッツ。マドリード市内で最高級クラスのホテルです。

プラド美術館から一番近いホテル リッツ。マドリード市内で最高級クラスのホテルです。

 

   プラド美術館はリッツを通り過ぎたらすぐです。

 

シベレス広場から歩いてくるとプラド美術館へはゴヤ門またはジェロニモスの入り口から入場することになります。

シベレス広場から歩いてくるとプラド美術館へはゴヤ門またはヘロニモスの入り口から入場することになります。ゴヤ像はホテルリッツを背景に建っています。

 

プラド美術館のチケット売り場と美術館へのアクセス

プラド美術館は常設展と特別展、そして新館の3つのスペースに分かれています。

入り口はゴヤの扉、ヘロニモスの扉、ムリーリョの扉、そして特別展のために不規則に開いていたり閉まっていたりするベラスケスの扉の4つ。ですが、チケット売り場はゴヤの肖像の建つゴヤの扉側にしかありません。

開館とともにチケットを買い求める人が行列を作っているので、訪問する日付が決まっている方は公式ウェブサイトから事前にチケットの購入が可能なので、是非先にチケットを購入しておくことをお奨めします。

プラド美術館公式ウェブサイト チケット予約画面はこちら(英語かスペイン語のみとなります)

いざチケットを手にしたら、一階から素直に回っていくか、ひねりを入れて一番に見たい部分へ真っ先に行ってから回っていくか悩むところですね。

 

今プラド美術館へ訪れるのがお奨めな理由

今回スペインの扉でわざわざプラド美術館を取り上げた理由は、プラド美術館にて“10のピカソ展”が開催中なので、訪問が2度おいしい時期だからなのです。

しかも特別展としてではなく常設展のスペースにピカソの作品が展示されているのです。普段見られないピカソ作品が常設展の料金で鑑賞できるのですから、今年はスペインへ旅行したい!と考えられているなら是非ピカソ展がやっているうちにプラドへいける旅程を組まれることをお奨めします。

 

“10のピカソ展” 開催期間は2015年3月18日~9月14日までです。

 

ピカソはスペイン人なのだから、スペインに作品が多くあって当たり前、という感じもしますが、スペイン内戦、世界大戦の時代を生き抜いたピカソは若いときにスペインを出て以来国外で生涯をすごしたので、作品の多くが海外の美術館や個人コレクションとなっているのです。

今回のプラド美術館の“10のピカソ”展はピカソ作品のために特別に個室を割り振る代わりに常設展の時代の異なる絵画の間にいきなり展示してあります。 これらの10枚のピカソの傑作はバーセル美術館(クンストミュージアム)のコレクションのものですが、現在バーゼル美術館が改修工事中のため、来年の4月のリニューアルオープンまでの間大切なコレクションを、大切に展示してくれる美術館へ里子にだしたという感じですね。それで特別にプラド美術館にお目見えしているというわけなんです。

フランドル絵画、イタリア絵画コレクションのとてもクラシックな作品の中から20世紀初期のピカソ作品が突然現れる・・・ これは言葉では表現し難いちょっと衝撃的な感覚です。その感覚を、まだ疲れが出ていない最初のうちに体感していただくためには、館内に入場したら迷わず2階へ上がってください。すぐにピカソに出会えますよ。

イタリアの巨匠に敬意を払いつつ、ピカソに浮気する。そんな感覚を十分に感したら、その先はお好みで。

 

たとえばボス(ヒエロニムス・ボス)の最高傑作「快楽の園」の前で謎解きに30分。

 

ボスの最高傑作、快楽の園。世界の30点ほどしか残っていないという言われるボスの作品の多くがプラド美術館にあります。

ボスの最高傑作、快楽の園。世界に30点ほどしか残っていないという言われるボスの作品の多くがプラド美術館にあります。写真:WIKIMEDIA COMMONS

 

イタリア絵画がお好きな方は質、量ともに世界最大のティチアーノコレクションをじっくりと。

館内には光あふれる素敵なミュージアムカフェがあるので、疲れたら一度休憩を入れるのもいいですね。

 

プラド美術館内のカフェ。軽食も取れるので、コーヒーブレイクだけでなくランチや軽い夕食なんかも済ませられるので便利です。

プラド美術館内のカフェ。軽食も取れるので、コーヒーブレイクだけでなくランチや軽い夕食なんかも済ませられるので便利です。

 

そして美術館見学のもうひとつのお楽しみはなんといってもミュージアムショップ。

ガイドブックや美術史専門書だけでなく下手な界隈のお土産屋さんより個性的なお土産が並んでいるので、自分へのお土産やプレゼントをこちらで見つけてみてはいかがですか?

 

今日も最後まで読んでいただき有難うございました。

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