どうなる?ポストコロナ時代のスペインの観光パノラマ

by 土屋 寛子

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皆様、お元気でおられますでしょうか?このポストを読んでくださっている皆様とご家族、ご友人の方々がまずは健康でおられることをお祈り申し上げます。

今回は観光大国スペインが新型コロナウィルスによるロックダウンの影響を受け、どれほど観光業のパノラマが変化し、今後変化していくかについて、私なりに分析してみました。人が動かない限り産業、サービスが成り立たない観光業に長年従事してきた私個人として、経験したことのない悲惨な状況に心を痛めていると共と同時に、この国で同じように必死に光を、新しい道を探しもがいている多くの同業者たちの声を数週間に渡り、ウェビナーやSNSのメッセージ、チャットなどを通じて聞いてきました。彼らの生死を賭けた新たなる挑戦に、スペインの扉も賛同し、少しでもその現状をスペイン旅行を計画されていた人々にお伝えすることが最低限の私の出来ることだと思い今回この記事を書くまでに到りました。

 

ロックダウン6週間を迎えたスペインの現状

こちらマドリードは、スペイン政府が国の非常事態宣告を3月14日を出してから6週間が経ちました。Worldmeters.infoによると、世界中の新型コロナウィルス感染者は290万人以上、死者は20万人を超えています。(データーは2020年4月26日)スペイン国内だけでも感染者は22万人以上、死者は2万2千人を超え世界で第2番目に被害が大きい地域となってしまいました。3月14日、スペイン政府により非常事態宣告が発出された頃、スペイン国内でまさかここまで被害が深刻化するとは誰も想像できなかったと思います。そして少なくともこの体制は5月半ばまで続く予定ですが、人が集まる駅やバスターミナル、ショッピングセンター、オフィスの集まるテナントビル、公共サービス設備などでの新型コロナウィルス感知検査の対策が進んでいない以上、ロックダウンの解除が全社会分野において一度に適応されるとは到底思えません。

この6週間、テレビのニュースは連日政府のコロナ対策本部並びにペドロ・サンチェス首相の記者会見を映し、日々文字通り倍増していく感染者と死者の数、そして医療設備の崩壊、危機を伝えてきました。

 

【このウィルスを一丸となって制止しよう。スペイン政府の対新型コロナウィルスキャンペーンビデオ】

 

4月も終わりに近づき、3月末のピーク時と比較すると病院に運び込まれるほどの重症患者の数が減少しつつあるとはいえ、テレワーク、自宅待機体制となり1ヶ月以上経っても3桁の感染者数が出続けていることを考えると、感染源はまだまだある、そして、潜伏期間がとても長かった人の症状の表面化が時間と共に進んでいると感じます。そして今は感染する恐れに加えて、新型コロナ渦の2次被害、つまり失業者の数は3月だけで9.3%増、失業者数は全国で350万人以上までに膨れ上がり、2017年以来の最悪な状況となった国内経済の復興対策に注目が高まっています。失業者の多くは観光業、サービス業に従事している人達。かくいう筆者も観光業者の端くれ。一体この国の観光分野はこの先どうなってしまうのだろうと、同じように不安な思いで過ごしています。

 

スペインの観光のパノラマ

深刻なダメージを受けている観光業は、スペインGDPのおよそ15%弱を占め、まさにスペイン経済の主幹産業であり、そこには航空会社、宿泊設備、旅行代理店、観光バス、観光ガイド、プライベート車配車業者、美術館・観光モニュメントなど観光に直結しているサービスと、レストラン、バルなど間接的な業種があります。スペインの人口はおよそ4600万人、そのうち観光業に従事している人はおよそ280万人となっています。(データー:Hosteltur

このスペイン経済を牽引する観光業がこのまま長期ダメージを引きずると、この280万人が長期に渡りERTE対象者となり、国の財政破綻を加速し続ける一方となることは一目瞭然です。

※ERTEとはLos Expedientes de RegulaciónTemporal de Empleo のこと。これは経営の厳しい企業が一時的に雇用契約を停止することを認めるスペインの社会保障制度で、この制度を適用した企業の被雇用者は一時帰休を余儀なくされる一方、法で定められた一定期間中失業保険が支払われる仕組み。ただし、解雇ではないため、企業側にはこの期間中も政府へ被雇用者の社会保険を支払い続ける義務がある。)

 

観光業復興に向けたスペインの観光分野の現状

Europapressが管理するEPDATEが3月10日に発表したデーターによると、2020年2月にスペインを訪れた外国人観光客は800万人以上。昨年2019年の同時期と比較しても1.1%増と、好調な2020年の滑り出しでした。このデーターを裏付けるように、先立って2月3日付で、スペイン国内大手El Mundo社は、2019年にスペインを訪れた外国人観光客はトータル8千370万人以上、最高記録を記録したとも発表していたばかり。文字通り、スペインは観光大国です。

 

ところが、ロックダウン6週目に入ろうとする4月25日12時30分現在のスペイン上空には観光客・ビジネス客を乗せる飛行機はほぼ皆無。

スペイン フライト

2020年4月25日12時30分 ロックダウン中のスペイン上空を飛ぶフライトはたったの10本ほど

 

このような絶望的な状況ではありますが、スペインの17の自治州の観光局(部)はこの惨事を目視しながら中央政府からの指示を待っているだけではありません。人々の生活、これまでの社会構造を維持するためには、観光業の早急な復興という大きな課題が観光局にはのしかかっています。観光大国のスペインには、世界中から観光客が訪れますが、地方ごとにターゲットとしている客層が大きく異なります。例えば本土アンダルシア、レバンテ(バレンシア地方)の海岸沿いの地方には英国人、ドイツ人、ロシア人や中近東諸国の人、マヨルカ・メノルカなどのバレアレス諸島は北欧諸国の人、本土全体の世界遺産を持つ地方都市は隣国欧州諸国からはもちろんアメリカ人やアジア諸国の人々などと、それぞれの得意とするマーケットがあり、訪問客の文化習慣や傾向を把握したうえでマーケティング選略が打ち出され、受け入れ態勢が整えられています。幅広い市場へ対応することに加えて、今回の新型コロナウィルスによるダメージからの復興には、これらの異なるマーケット諸国の現状と各国の政府の対外措置を把握し、旅行客の動向を予測したうえで、的確な措置を的確な時点で打ち立てていかなくてはなりません。

 

スペイン政府観光局が示す強いリーダーシップ

世界のマーケットの状況分析と国内の危機状況、並びにポストコロナ時代に必要となる措置など、復興に必要不可欠な要素を取り纏め、適切かつ的確な情報発信をするだけでなく、観光大国スペインというブランドイメージを崩さない為に重大な役割を果たしているのがスペイン政府観光局(Turespaña )です。

スペイン政府観光局は新型コロナウィルスの危機が始まって以降、スペイン旅行を計画していた世界中の人に向けてビデオを5か国語で作成し発表しました。これまでのスペインの国際市場へのPRのスローガンは「スペインはあなたの一部です」というもの。

今回のビデオのスローガンは「スペインはあなたを待っています。(Spain will wait)」

すぐにスペインへは旅行に行けない状況は、予想以上に長期になることを予測したうえで、これまで構築してきた国のイメージが人々の心から忘れられないようにするという明白な意図がここに示されています。

 

 

また、4月20日にはカナリアス諸島の観光局が中心に、英国、ドイツ、スイス、ロシア、日本のスペイン観光局局長、そしてスペイン中央政府観光局のサービス・戦略部部門長が参加したディベートが開催され、オンラインで誰もが視聴できるようにネット配信されたことも、高評価するべきイベントだと言えるでしょう。このディベートでは、各国の局長がそれぞれの国がおかれた状況と市民が期待していることなどを共有しながら、ポストコロナ時代の観光業が取るべき戦略を協議しています。このディベートの中で、在東京のスペイン政府観光局局長であるMagí Castelltort Claramunt氏は次のようにコメントされています。(ビデオでは36分目~マギ氏のコメントが始まります。ディベートはスペイン語。以下のコメントは筆者の要約まとめです。)

  • 2019年の日本からスペイン訪問客数の宿泊日数は前年比で24%増と好調であったのが、この危機で停止してしまっていること。
  • アジアで新型コロナウィルス危機が表面化し始めていた頃の1月でも、日本人のスペイン訪問客数は前年比15%増加であった。
  • 非常に残念なことではあるがこの危機は日本人の旅行先の変更を意味するものではなく、これまでの日本人の人気の休暇先ランキング1位であるハワイの次に、ヨーロッパという傾向は変わらないと予測できる。
  • 大きく影響を受けているのは、事実上現時点では日本-欧州の間には通常の10%ほどしか飛行機が飛んでいないという事実からである。
  • 4月現在、残念ながら日本国内では”新型コロナウィルス危機の第2段階目”を迎えているとはいえるが、欧州のいくつかの国で取られたような完全外出禁止、商業活動停止というような非常事態体制は取られておらず、国民・企業それぞれに自主的に不要不急の外出を控えることやテレワークを奨励するなどの措置がとられている。
  • スペインのカナリアス諸島のように、低迷期に備えて”開けたり閉めたりする経済的備蓄”を持ち、旅行分野に限らず、状況に応じてそれを利用できるようにすることだと、日本ではノーベル賞受賞者レベルの学者達や政治家達が口を揃えて言っているが、そういった対処法は、例えばスペインの海岸地方の旅行分野では経験値上作り上げてすでに行っている対処法であるが、現在日本では政府をはじめあらゆる機関がこういた流れをすべての産業層に構築していこうとしているのではないかと(個人的には)見てとれる。
  • 実際のところ日本人がスペインへ旅行できないのは、欧州側の”閉鎖”が引き金となっているだけで、スペイン旅行への意欲をなくしているわけではない。旅行代理店や旅行関係者に対してスペイン観光局でもウェビナーは継続して開催しており、旅行会社としてもいつでも日本人がスペイン旅行へ出かけるように準備を着々と進めている。
  • 日本-欧州とのフライト運航が平常化してこれば、おのずと日本人旅行客の目は再びスペインに戻ってくるであろうが、そのためには、例えばスペイン国内のホテルの営業再開に目途が立たない限り実現しないことも事実である。

 

どうなるポストコロナ時代の観光

このように強いリーダーシップを示すスペイン政府観光局がスペインの外でのスペインという観光ブランド・観光戦略を政府ととも作り上げていく一方、スペイン地方政府観光局はそれぞれが独自のポストコロナ時代の観光戦略の準備を進めています。これは、今欧州内で一つの傾向として確実化していること、つまりポストコロナ時代の観光復興には3段階あるとし、まずはローカル、次が国内、最後がインターナショナルの順番で復興策が取られていくという方針です。

それが現実となるかどうかは、コロナ危機の発展状況とワクチン開発・完成という要素が大きく影響してきますが、”感染する恐怖”という心理要素を鑑みると、まずは恐る恐る近場で、少人数で。時間とともにその措置と対策が功をなし、良い結果を生み出していれば活動範囲を国内に広げる、最後に国外に広げる、というのは非常にロジックな考えです。

スペイン語圏の大手観光分野専門誌Hostelturが4月24日発表したところによると、ポストコロナ時代の観光分野では、まずは田舎・自然をコンセプトとした国内旅行が復活してくるという予測を立てています。スペインの観光産業は大まかに7つの分野(会議/ビジネス/文化/シティ/ヘルス/ビーチ/田舎・自然)に分類されています。600以上もの観光要素を分析した結果、ポストコロナ時代の観光に人々が求めるのは「安全性・自然とのコンタクト、そして人込みを避けるオープンエアーでのアクティビティプラン」だと言われています。続いて、ビーチ、ヘルス分野の復興が期待されています。

人が動くということは一緒にウィルスが動く可能性があるということ。この概念は残念ながらこれから先も私たちが受け入れながら生きていかなくてはならず、一種のコロナ危機の烙印のようなものになるのかもしれません。そうであればなおさら、それはすでに事実であると受け入れて、新しい旅の在り方、新しい安全方針をいち早く打ち立てることが各国の行政に求められていくことでしょう。

ここスペインでは、ICTE(INSTITUTO PARA LA CALIDAD TURÍSTICA ESPAÑOLA/スペイン観光品質管理機関)が4月24日に「Covid-19予防に対する技術的な対策と品質(安全)保障マークに関する国内プロジェクト」と題して、非常に重要かつ興味深い内容のウェビナーを開催しました。(スペイン語ですが、興味のある方はどなたでも無料でこちらから閲覧できます。)

 

安全を保障する国内基準の打ち出しは5月半ば頃に

ICTEはまさに政府と民間企業の橋渡しをしている機関で、ICTEが観光分野における安全対策を推進していくように指名されたことはごく自然かつ適切なことだと評価できます。ICTEの代表者Miguel Mirones氏はウェビナーで次のように説明しています。(以下、筆者の要約となります。)

「対策の決定プロセスは早急に、少なくとも2、3週間を目途に基準は決定していく予定にしている。まずはホテル・宿泊施設、民宿観光、アルベルゲ、温泉・保養所、登山やハイキングなどのアクティビティ観光、ゴルフ場、ビーチ、夜間の活動、自然地区、美術館・博物館、公共訪問地(世界遺産モニュメントや野外広場なども含む)など、19のサブセクターごとに具体的な対策を打ち出していく。これらが復興に力を注ぐうえで最も優先順位の高い観光セクターである、その次に、スキー場など現時点では優先順位の低いセクターへと計画を進めていく。安全性を重視することから、このプロセスには当然中央政府の健康省、そしてUNE(Normalizacicon Española)の協力の元、透明かつ公平な基準を決定する必要がある。(中略)…本来なら欧州での基準を設定し、それにスペインも準じられれば良いが、(各国現状と復興までの目途に時差があるため、それが間に合わず)欧州基準が決まらない場合は、まずはスペイン国内基準を定めることが優先事項であり、そのためには全自治州の観光セクターから多くの意見を組み取り、政府からの補助金要請を進め、民間だけの基準を守らせるための経費を負担させることがあってはならない。」と。

つまりウェビナー開催日以降2、3週間後、5月の半ば頃を目処にスペインの国としての基準が決定される方針。これは政府が現時点で公表しているロックダウンの次のリミット日、5月10日とほぼ一致しています。それまでにこの基準が決定されば、その後おそらく2~4週間ほどの導入と検査、研修期間を経てようやく6月以降、徐々に国内での宿泊も可能な旅行ができるようになるのではないか、と筆者は見ています。

 

コロナフリーマークはポストコロナ時代の旅の必須

隣国ポルトガルは、スペインより遅くに非常事態宣告をしたものの、コロナフリー安全保障の基準はずっと早くから進めてきたようで、4月24日からオンラインにてコロナフリー安全保障マークの申請を行えるようにしました。同じイベリア半島にある国で、あらゆる局面でスペインよりスローな国民性である印象を受けるポルトガルが、すでにその基準を完成させ申請がスペインよりずっと早くできるようになったというのは、筆者にとってはある意味正直驚き、というよりショックに近いニュースでもありました。なるほどポルトガルはスペインほど観光産業分野が複雑ではなく、管理する観光施設の数もずっと少なければ、コロナウィルス被害者数もスペインより少ないです。ですがよく考えてみると、これにはスペインとポルトガルの国民性と政治的体質の差が浮き彫りになっていると言えるのではないかと思っています。(その見解についてはまたいつか掘り下げてみたら面白いとは思いますが、私は専門ではないのですし、この記事では脱線してしまうので触れないこととしましょう。)

今回のコロナウィルス危機では、どこどこの国の対策が良いとか、この国の措置はだめだとか、局面的な意見も見られます。また6週間のロックダウンを経た今、スペイン国内では政治的意見の差が強く表面化してきており、意見がまとまらず大切な対策の決定が遅れているという印象が強まってきました。ですが、いまは政治的差異さえも乗り越えて、観光業の維持と復興という大義名分のために、中央政府と地方政府、あらゆる政治団体と民間が一丸となってコロナフリー安全保障マーク基準の決定を早急に行っていくべきたと思います。

世界展開をするスペインの大手ホテル経営グループMELIAは、中国にも同ブランドで3つのホテルを経営しています。Meliaは中国での経験を元に、いち早くロックダウン後の営業開始に向けて経営方針、営業基準を打ち出しています。スペイン国内では140軒のホテル展開をしているMelia は、スペイン政府の号令を待ってからでは対応が遅れてしまうことを早期の段階で悟ってのさすがの対応です。実際、スペインでは、ロックダウンにより国中の宿泊設備が営業停止となりましたが、政府の要請に応じて、医療設備としてスペースを提供したホテルが数十件あります。もちろんそのホテル名も公表されています。ロックダウンが解除された後、これらのホテルにウィルスが残っていないことを誰が保障するのでしょうか。その責任はホテル経営者ではなく、間違いなくスペイン政府しかありえません。マドリード州政府をはじめ一部の地方政府やホテルなどが独自のコロナフリー安全保障基準を、煮え切らない政府の対応に業を煮やし、先に独自の基準を作ろうと対策を進めているようです。ですが、いくら各企業、地方行政が独自に安全対策を打ち出したとしても、最終的に政府が国の基準として観光分野で守るべき衛生管理基準と安全対策を採らなければ、日本人を含む外国人観光客がポルトコロナ時代に真に安心して、スペインの美しさ、人々のやさしさ、強さに、パーソナルディスタンスを維持しながらも触れることはできないでしょう。真の復興のためには一日も早くスペイン政府としてこの基準を取り決めて欲しいと願っています。

 

広まるスローツーリズムと田舎滞在型ツーリズム

 

確かにこの新型コロナウィルスは、従来の旅行モデルを根こそぎ崩壊したといっても過言ではないかも知れません。もちろんそれはこれまでの旅のスタイルがポルトコロナ時代には当分の間通用しなくなることを意味しますが、痛みのある所には必ず新しい”治療法”が生まれてくるものです。

旅行分野に限定してみれば、これまでのごく一部の人や旅行会社にしか注目されていなかったスローツーリズム、または田舎滞在型ツーリズムに期待が高まり、市場を広げてくる可能性を表していると思います。

スローツーリズムは私個人も数年前から言い続けている旅のスタイルですが、一つの町に数日滞在しながらその土地のことをゆっくりと、じっくりと楽しむ旅のスタイルのこと。例えば、日本の人が、ハワイ旅行に出かけると、数日間同じホテルに滞在しながら周辺の町や村を訪問したり、アクティビティーを楽しんだ後、同じ宿に戻るプランが多いと思うのですが、大変広い意味でとらえると、このハワイの滞在プランもスローツーリズムのスタイルになります。

飛行機で片道最短14時間半もかけて到着する遠いスペインに、休暇の度に何度も来られるラッキーな方、あるいは大変なスペインラバーでない限り、何度もスペインを訪問される一般の旅行者はまだまだ少ないと思います。ですが、今年の新型コロナウィルス危機がある程度収束したとしても、本格的なワクチンの開発と販売には専門家の間では1,2年以上はかかると言われています。そんな状況の中、たとえ個々の国の封鎖が解除され、飛行機が再びツーリストを運べるようになったとしても、例えばアルハンブラ宮殿やサグラダ・ファミリアにこれまで通りの人数が入場できるかと言えば、それはおそらく無理だと思っています。当分の間は、セキュリティー・ディスタンスは各国1.5~2メートルという勧告を出し続けるでしょう。その状況では、狭い空間に入場できる人数はおのずと限定されてきます。

世界文化遺産の見学は、確かに大変価値のあるものばかり。アルハンブラ宮殿やコルドバのメスキータ、サグラダ・ファミリアの内部詳細までじっくりと見てみたいと思う気持ちは大変よく理解できます。ですが、スペインにいらっしゃるときに、一番触れていただきたいもの。それはこの国を作り上げている人々のやさしさやぬくもりであったり、ホスピタリティだったりするのです。見学型の旅行スタイルだけれなく、今後は日本からスローツーリズムでスペインを訪問される人が、ポストコロナ時代の新しい傾向として増えてくれたらうれしいなと真に願う今日です。

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