先日、改めて美術館からの招待を受けて、久しぶりにマドリードのティッセン美術館に足を運んできました。これまでに個人で、そして仕事上でも何度か訪れたことはあったのですが…目からうろこが落ちるとはこうゆう時に使うのか。数年ぶりにガイディングツアーで館内の見学。これがすばらしい!の一言でした。今回のスペインの扉ではまだプラド美術館やレイナ・ソフィア美術館の影になってなかなかガイドブックのトップページを飾ることもないけれど、マドリードに個人滞在されるトラベラーの皆さんに是非訪れもらいたいと願い、ティッセン・ボルネミッサ美術館をご紹介します。

 

ティッセン・ボルネミッサ美術館って?

美術館の見学は、有名な美術館は広いし、どの展示室に入っても人ごみでざわざわしているし、難しいテーマの絵画が多かったり、特にヨーロッパの美術館には宗教画や王家の肖像が多くてちょっとなじみにくかったり、なんだかテーマが偏ってきたり・・・。絵画鑑賞は好きなんだけれど、専門家ではないので1時間以上見ていると飽きてしまう、という方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

でもでもでも~!シベレス広場から徒歩5分。アトーチャ駅から徒歩分。プラド美術館からも徒歩5分。ソル広場からは徒歩(迷わなければ)15分。市内の中心にあり、必ず誰もが足を運ぶプラド美術館から超至近の立地にあるこの美術館。プラド見たからもういいや、と言わずに、とにかく行って見てほしいのです。

マドリードのティッセン美術館は、王室コレクションではなく個人所蔵のコレクションであるというのがまず大きな特徴です。その数は世界でも最大規模であり、展示されている画家のバリエーションが大変豊富。

そしてとても興味深く、かつこの美術館を特徴付けている点は、館内を一周すると15世紀~20世紀まで途切れることなく西洋画の歴史とその展開、変貌が年代順に追えるというところ。この展示の仕方にプロのガイディングの演出がつくと作品の特徴や画家のことだけでなく、その時代のバックグランドや王族、貴族達のトリビアまで垣間見え本当に楽しかったって思えます。

ヤン・ファン・エイク、デューラー、エル・グレコ、カラヴァッジオ、リューベンス、レンブラント、ゴヤ、ルノワール、モネ、ゴッホ、ドガ、セザンヌ、ピカソ、ダリ、カンディンスキー、シャガール… すべてここで名を挙げることはできませんが、見られてうれしい!ときっと誰もが思う画家の作品が、一つ、2つはあるはずです。

館内をぶらりぶらりと歩いていて、へぇと思うだけの部屋もあれば、ああ!これ見たことある思う絵画にであったりできるので、好きな画家やテーマが異なる人たちが一緒に見学しても、美術館訪問って楽しいな、と思えますよ。おまけに広すぎないので疲れすぎないのもよいですね。

 

見学の1ポイントアドバイス

 

  • 毎週月曜日の12時~16時は入場無料!!
  • 通常開館日:火曜日~日曜日:10時~18時30分 / 土曜日:10時~20時30分
  • 館内にはオーディオガイディングセットの貸し出しがあります。日本語オーディオもあるので、迷わずオーディオガイディングをレンタルして見学するのがお勧め!全言語のオーディオガイドは美術館が西洋絵画の専門家と一緒に、展示内容がより楽しく理解できるようにしっかりと台本を練り、聞きやすい日本語で説明されています。絵画はそれぞれの特徴、背景などを知るとより楽しく鑑賞できますね。館内をゆっくり見学して+ミュージアムショップで過ごす時間を含めて大体90分くらいは時間をとっておくといいでしょう。
  • オーディオガイドは現在5つのテーマに絞ったテーマ見学が準備されています。「Inclusive Love」「Fashion」「Jewelleys」「The Museum as a reflection of El Quixote」「Art and Sustainability」。テーマに沿って展示作品をピックアップ。見学を通じて美術館が提案するテーマがじっくりと浮き上がってくる、とてもユニークなこの美術館ならではのテーマ見学。こちらも大変お勧めです。
  • 夏にこちらの美術館を訪れる機会があれば、ブランチ、ランチ時間に行って見て!敷地内にとても開放的で気持ちがよいテラスカフェ、レストランがあるんです。見学の前後にここで休憩するのが気持ちがいいんですよ。もちろん美術館に行かないマドリードっ子達がおしゃべりしに集まってくる人気スポットでもあるので、少し地元民な気持ちにもなれます。

 

 

ティッセン・ボルミネッサ美術館:公式ウェブサイト    :こちら

 

 

ティッセン・ボルネミッサ美術館とプラド美術館、アトーチャ駅の位置関係

今日も最後まで読んでいただき有難うございました。

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