スペインも垢抜けてきたな~なんて。その言葉自体古いんじゃありません?なんて突っ込まれそうですが、でも本当に、一昔前だったらありえなかったようなかっこいいスペースがスペイン全国に増えてきたんですよね。

ヨーロッパにはパリやロンドン、ベルリン、ブリュッセル、ミラノなどかっこいい流行を生み出す首都がある中、田舎っぽさから抜けきれない国の、ちょっと田舎な都会。そんなイメージが払拭仕切れなかった筆者の暮らすマドリード。この街の変容振りを思い返して思ったことが最初の一行なのですが、今回のスペインの扉では、初めて訪れた時、ちょっとかっこいいじゃない!とやや興奮気味に呟いてしまった、マドリードですでに大人気のイベント・グルメスポットをご紹介します。

Mercado San Ildefonso メルカド サン イルデフォンソ

メルカドとはスペイン語で「市、市場」というの意味ですが、10年ほど前からマドリードを中心に古い市場や建物を新しいアーバン クリナリースペースというコンセプトのもと改装する動きが見られるようになりました。マドリードで一番最初に作られたのはマヨール広場の横にあるメルカド サン ミゲル。ここはかつて市民の台所として機能していた市場なので普通に青果店、肉屋、魚屋が軒を連ねていました。時代は変わり、大型チェーンスーパーが台頭し市民の生活パターンが変わっていくにつれ買い物客の足も遠退いていきました。メルカド サン ミゲルはそういったスペースの再興プロジェクトの第一号モデルとして、マドリード最初のクリナリー総合イベントスペースに生まれ変わりました。人の往来が多い場所にあるという最高の立地条件も手伝って、気軽にタパスを楽しみながらライブ音楽を楽しめたりイベントに参加したりできる斬新なコンセプトは市民や観光客の支持を受け、瞬く間にマドリードの大人気スポットになりました。そしてサン ミゲルの成功に勢いづいてクリナリー総合イベントスペースがスペイン各地のあちこちで開店していったのです。

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ストリートフードという新しいコンセプト

今回ご紹介するメルカド サン イルデフォンソもそういった流れを受けて数年前に誕生しました。スペースはロンドンやニューヨーク、シンガポールやバンコクのストリートの賑わいをイメージしてデザインされています。食道楽の国スペインでは確かにどこのバルでもタパスは食べられるのですが、バルはあくまでも囲いの中。でもメルカド サン イルデフォンソが打ち出すコンセプトは囲いの中でもストリート感を楽しむというもの。

メルカドのあるフエンカラル通りはそのコンセプトを打ち出すにはまさに打ってつけの場所。フエンカラル通りは歩行者天国でありマドリードのストリートカルチャーの中心的存在なのですから。グランビア通りを折れて、フエンカラル通りをぶらぶらと街歩きやウィンドーショッピングを楽しみながらのメルカドまで。この道はいつも賑やかで活気に溢れています。通りから建物の中に入っても、まるでまだその延長線にいるような感覚。”ストリート”がメルカドのキーワードであることに納得です。

 

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内部は19世紀に建てられたかつてのサン イルデフォンソ市場の魅力である高い天井、吹き抜け、大きな窓を残しつつ、ヨーロッパではない異文化のストリートのイメージを取り入れた3階建ての空間。

 

質の高いタパスとワインを気軽に楽しめる集いのスペース

メルカド サン イルデフォンソにはいわゆる新鮮な青果や花が生み出す色彩はありません。ここにあるのは18のタパスバーが提供するスペイン料理を主とする調理済み、加工済みのレベルの高いカジュアルタパスと、ついつい飲みすぎてしまう円やかな生ビールやセレクトワインやカクテルを提供するドリンクバーカウンターと、おしゃべりが弾むテラススペース、Djが織り出す心地よいバックミュージック、集い…。

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ギフエロ名産-高級イベリコ生ハムをはじめチョリソ、サラミなど腸詰加工食品を提供するARTURO SANCHEZ。

 

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小さなカウンター店でも質は落としません。新鮮なお肉もこうやってきちんと炭火焼きにして提供。

 

アンダルシアのタパスといえばシーフードフリッター。衣がサックサクで抜群においしい蛍烏賊のフリッター。ビールやサングリア、白ワインに抜群にあいます。

アンダルシアのタパスといえばシーフードフリッター。衣がサックサクでおいしい蛍烏賊のフリッター。ビールやサングリア、白ワインとの相性は抜群。

 

ワインが好きでいろいろな味をスペイン旅行中に楽しんで帰りたいなら、是非!Mercado de San IldefonsoのVinotecaへ。スペイン全国の有名なワイナリーのワインがグラスで楽しめます。ここで扱っている サングリアも抜群においしいので、特にお酒が得意でない女性は要注意。ついつい飲んでしまいます・・・。

Vinoteca。有名なワイナリーのワインが気軽にグラスから楽しめます。ここで扱っているサングリアもボトルものと思えないレベルの高さ。飲みやすすぎて特にお酒が得意でない女性は要注意。ついつい飲んでしまいますよ。

 

絞りたての生ビールをボトルに入れてお持ち帰りだってできちゃう。ビール嫌いの人でもこのビールなら好き、というくらいマイルドで優しい味はスペイン全国ここだけした飲めませんよ。

絞りたての生ビールをボトルに入れてお持ち帰りだってできちゃう。ビール嫌いの人でもこのビールなら好き、というくらいマイルドで優しい味はスペイン全国ここだけした飲めないのだそうです。

 ハッピーになりたいなら、メルカド サン イルデフォンソ

クールで大人っぽい空間であるにもかかわらずお買い物の延長でやってきた小さな子供ずれの夫婦や家族がいたり、手をつないで入ってくる老夫婦がいたり、ランチタイムのビジネスマンやアフター5を楽しむ地元の人やツーリストがいたりと時間帯によって年齢・国籍・性別問わず楽しいことを求めてやってくる層が異なるところも面白いですね。つまり気取っていない、敷居も囲いもないまさにみんなのストリート、訪れる人みながウェルカムされているような、そんなハッピーな気持ちでいられるスーペースなんですよね。

 

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トップフロアー/3階のテーブル席。ここにはバーカウンターしかないので、食べ物を2階で買ってあがって落ち着いておしゃべりに花を咲かせることだってできますね。もちろん時間帯によりけりですけれど。

試したタパスはとにかくすべておいしかったので、おなかがすいているときにぶらりと、ランチやディナー場所としてももちろんお奨めの場所。でも、特に筆者がよいな、お奨めしたいなと思ったのはその心地よさと幸福度の高さ。多分それは、ここに集まっているエネルギーが穏やかでポジティブであったからではないか思います。それって、そこで団欒している人たちが楽しんでいるからいいエネルギーが充満していて自分もそのエネルギーに包まれならが幸福感、ハッピーをみんなで共有しているような感じでしょう。案外こういった体験ができるスペースって見つからない上、いつでも何かしらイベントが行われているとなれば好奇心旺盛、新しいこと大好きなスペインの扉のヘビーリピスペースになりそうです。6月は東京ストリートウィークも開催されるから、早速イベントカレンダーにチェックです。

 

Mercado San Ildefonso

住所  : Calle de Fuencarral, 57, 28004 Madrid

営業時間: 12:00–24:00時

 

今日も最後まで読んでいただき有難うございました。

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