冬のスペイン料理 マドリードで食べたいお勧めコシード専門店

by 土屋 寛子

スペイン料理 コシード

こんにちは!まだまだ寒いスペインです。とはいっても2月も後半に入り、東西南北に平等に広いこの国の天候は、地方ごとに予測不可能、てんでばらばらな日々が続いています。南のマラガのビーチには、あまりによい天候で日光浴客が賑わう一方、北のカンタブリア、アストウリアス、ガリシアは寒波に見舞われ大雪引き続き雪景色。また北は北でもバスク地方は先週の大寒波で積もった大雪が、突然訪れた春の日差しに気温が急上昇、山間部では大雪崩。

そんな寒い日に必ず食べたくなるマドリードの郷土料理コシードの専門店をご紹介します。

 


コシード・マドリレーニョ

 

今年もマドリードの冬のガストロノミーイベント、Ruta del cocido madrileño (ルタ・デル・コシード・マドリレーニョ)の季節がやってきました。スペインの扉でも過去にコシードに関する記事を書いていますが、それは私も家族もコシードが大好きで、栄養価も味も食べ応えも抜群のコシード・マドリレーニョをもっとポピュラーにしたいと思っております。

2010年からマドリードでは冬の食イベントとしてコシードルートというイベントが開催され、毎年参加レストラン数も増加していっています。開催中40軒以上のマドリード県内のレストランが自慢のコシードを提供しています。このイベントをウォッチしてきて思うことは、伝統だけに拘らず、コシードのことを知らなかった人にも楽しんでもらえるような、創意工夫を凝らしたコシードが登場してきているなぁということ。

コシードとはヒヨコ豆に肉、チョリソ、ラード、豚骨、生ハム、野菜など、色々な食材を煮込んだ料理ですが、スペイン人であっても脂っこいとか重いからたくさん食べられないという人もいるくらい、高カロリーなお料理でもあります。だからこそ冬の寒い日に食べて体の芯から温まりたいときにぴったりなのですが、こういった理由であえて食べない人もいらっしゃいます。加えてヒヨコ豆はベジタリアンの人にとっても栄養バランスのよい食材なので大人気ですが、いざコシードとなると肉類が豊富に入ってるため、ベジタリアンの人には伝統的なコシードを食べに来てもらえないことになるのですね。

こういったところに着眼したチャンンジャーなレストランも登場してだしています。煮込んでいる間に出てくる肉類の脂分を極力取り除いた出汁や、肉類を使わないで作ったコシードなど(これ、個人的に気になります~)。これはとても興味深いことですね。何しろスペイン人は一般的に、味については頑な、保守的な国民だなのですから。でもここ10年来、随分その傾向も色々なお料理、お菓子の分野を見ていて、薄れて来ているような印象もあります。

レストランそれぞれ値段もメニュー構成も異なる上、何処のレストランが自分の好みなのか、コシードを食べたこともなければ、マドリードに来たこともない方には選ぶのが難しいですよね。 そこで、あくまでも個人的な嗜好が基準ではありますが、スペインの扉がよいなと思うレストランを数件ピックアップしてみました。

 

スペインの扉お奨めの参加レストラン

 

LA CLAVE

コシードのみならず、60種類以上もの伝統・郷土料理が楽しめるマドリード料理の専門店。こういったお店はとても貴重な存在になってきました。サラマンカ地区にあるので、午前中のプラド美術館に出かけたり、サラマンカ地区にてショッピングを楽しんだ後のランチにコシード!すばらしいマドリード観光プランです。

住所:C/ Velázquez, 22. Madrid  

最寄地下鉄駅-Velazquez (4番線)

予約: reservas@restaurantelaclave.com または電話にて - 91 053 20 31 

ウェブサイト:www.restaurantelaclave.com

コシードメニュー:28€ (パン・ドリンク・デザートは含まれません) / 期間中毎日コシードメニュー有り。

 

CASA CAROLA

他のレストランと競合しあうのではなく、消費者にバリエーションある食事を提供するためのお食事処として人気を集める、典型的なスペインのタベルナ。スペイン全国の郷土料理・伝統料理を中心にメニュー展開をしているこのお店には、料理界や政治界の著名人も多く足を運んでいます。コシードに挑戦しなくても、本物の飾らないスペイン料理を食べてみたい方にもお奨めの一軒。

住所:C/ Padilla, 54. Madrid 

最寄地下鉄駅:LISTA(4番線) 

予約:電話予約のみ: 91 401 94 08

ウェブサイト:www.casacarola.com

 

 

MANOLO DESDE 1934

80年以上マドリードの中心地にて営業を続けている老舗-Casa Manolo. マドリード料理とガリシア料理が楽しめるお店。はやりすたり、競合の激しい首都の中心地スペイン広場界隈にて80年以上も顧客を満足させ続けている秘密は・・・試すしかありません。

住所:C/ Princesa, 83. Madrid 

最寄地下鉄駅:Arguelles (3,4,6番線) 

予約:電話: 91 544 12 22  または ネット予約 

ウェブサイト: www.manolorestaurante.com

 

 

BOTIN

1725年創業というスペイン一古いレストランのボティン。ギネスブックにも登録されているのですが、レストランのある場所はなんと16世紀からある建物なんです。ボティンが提供する子豚の丸焼きを目当てに年中多くのお客様がいらっしゃいますが、コシードの名店でもあります。何しろ、このお店で食事をした、ということがもう一つの食体験ですから、マドリードでゆっくりレストランで食事をしたいと思われている方にお勧めです。必ず予約をしてから出かけましょう。

住所:C/ Cuchilleros 17, 28005, Madrid

最寄地下鉄駅:SolまたはOPERA (2番線) 

予約:電話: 91 366 42 17  または ネット予約 

ウェブサイト:www.botin.es

 

 

コシードを食べてみたくなったら、併せてこちらの記事も読んでみてくださいね。ちなみに、スペインの前国王-ドン・フアン・カルロスもコシードが大好きだとか。一度食べたらまたきっと食べたくなる、コシードはそんな暖か~い味なのです。

スペインの冬にもっともポピュラーな料理とは

 

スペイン旅行 1ポイントアドバイス

基本スペイン料理をレストランで食べると、量が多い!と仰られる人がほとんどです。定食にするとスペイン人でも食べられない量を出してくるところもたくさん。コシードは何処で食べても本当に驚く量が出てきますから、必ずランチプランで、出来るだけ大目の人数で出かけるほうがいいですね。朝ごはんはすくなめで、夜はビールとピンチョス一個、または晩御飯無しでもよいプランで計画しましょう。

 

今日も最後まで読んでいただき有難うございました。

この投稿は楽しかったですか? 気に入っていただけましたか?皆様の感想、コメントをお待ちしております。スペインの扉はスペインファンの輪を広げるため、日本の皆さんにとってもっとスペインが近くに感じられるような空間を目指しています。

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